ヴォラーレブランドにおけるマウスピースの選び方
VOLAREマウスピースの選び方
ラインアップが多いからこそ。選定の手順を、4つのステップで整理しました。
「よく響き、音質のムラがなく、超低音から超高音までよく鳴ること。」
チューバ界の巨匠、ロジャー・ボボが掲げたこのシンプルなコンセプトから、VOLAREは生まれました。
VOLAREはラインアップが多く、「どれを選べばいいのかわからない」という声も少なくありません。
そこで、どう選んだらいいのか、選定の手順を整理してみましょう。
そして一貫してお伝えしたいのが、「その違いは吹いた瞬間にわかります」ということです。
スペック表だけでは伝わらない吹奏感をぜひご体感してください。
楽器を選ぶ
ヴォラーレは楽器ごとに専用ページを用意しています。
- チューバ(F管・E♭管)VJ-BT / V-BTシリーズ
- チューバ(C管・B♭管)VJ-CBT / V-CBTシリーズ
- ユーフォニアムVJ-MS / V-MSシリーズ
※バストロンボーンは近日発売予定、ホルン・トランペットは設計開発中です。
サイズを選ぶ
「小さいマウスピースは高い音が出しやすく、大きいマウスピースは低い音が出しやすい」とよく聞きます。
しかしロジャー・ボボは、それは間違った考え方で、サイズを大きく変えてマウスピースを選ぶのは好ましくないと語っています。
高い音や低い音は、日々の音階練習の延長線上にあるものだというのがボボの考えです。
「高音用」「低音用」といったマウスピースを探すのではなく、自分の音色や吹奏感に合った1本を見つけることが重要です。
まずは、現在使っているマウスピースのサイズに近いVOLAREを選んでみてください。
Vシリーズ か VJシリーズを選ぶ
VOLAREには、VシリーズとVJシリーズ(JOGOモデル)の2つのシリーズがあります。
どちらも高品質な素材を使用し、職人の手仕上げによる高い精度を追求しています。
Vシリーズ
標準モデル。VJシリーズに比べ抵抗感が多少強く感じられ、ロータリーバルブの楽器や経年の楽器に向いているというコメントが寄せられています。
VJシリーズ(JOGOモデル)
Vシリーズと内径やスロート径が同じサイズのモデルに、内部に溝をつけ、音の立ち上がりの反応速度、柔軟性の向上を目指したモデルです。Vシリーズに比べ、抵抗感が小さく、多くの奏者からはピストンバルブの大型の楽器との相性がよいといったコメントが寄せられています。
外観形状を選ぶ
STANDARD、S Type、B Typeの3つがあります。
リム内径・カップ内形状・スロート径は3タイプとも共通で、違うのは外観形状(ウェイトバランス)です。
その違いによって吹奏感や音色、方向性に大きな差が生まれました。つまり、サイズは変えずに、音色の方向性を選ぶことができます。例えば、オーケストラや吹奏楽ではB TYPE、アンサンブルではSTANDARDといった選び方ができます。
同じサイズのマウスピースでも、外観形状を変えることで吹奏感や音色に違いが生まれる、ここがVOLARE選びの中でもっとも面白いポイントです。
| タイプ | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|
| STANDARD | 最軽量 | リブなし、なめらかな外観。多彩な音色を選択できるウェイトバランス。周囲の音とも合わせやすい。 |
| S TYPE | 中間重量 | 外周に細いリブ・小さな凹凸。音色の多彩さと柔軟性を重視した奏者向け |
| B TYPE | 最重量 | 外周に太いリブ・大き目の凹凸。振動をバランスよく制御し、音割れを防ぐ。豊かで広がりのある音色を求め、ダイナミクスの幅を重視した奏者に向く |
仕上げで選ぶ
最後にメッキを確認
Ag(シルバーフィニッシュ)標準仕様の銀97%以上を含有する銀メッキは、金属アレルギーは起こりにくいメッキですが、受注生産でAu(ゴールドフィニッシュ)も選ぶことができます。金メッキを希望する場合は、価格・納期を別途お問い合わせください。
まとめ:候補を絞ったら、最後は試奏で
ヴォラーレのマウスピース選びの基本は、
- 今まで使っていたものから大きくサイズは変えずに近いサイズから選ぶ
- Vシリーズ/VJシリーズを選ぶ
- STANDARD/S TYPE/B TYPEの3つの外観形状から選ぶ
- 必要に応じて金メッキを選ぶ
この手順で候補を絞ったら、あとは実際に吹いて確かめてみてください。
スペックだけではわからない吹奏感や音色の違いがあります。
最寄りの取扱店で試奏して、自分の楽器、自分の音に合う1本を見つけてください。